今日は、軍荼利明王と金剛夜叉明王について説明いたします。
B軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)
軍茶利とは梵語「クンダリ」を音写したもので、言葉の意味は「とぐろをまくもの」となっています。
軍荼利明王像の特徴として身体の各部に蛇が巻き付いています。これは煩悩即菩提(煩悩からただちに悟りを開く)を意味しています。
蛇には元々性的な力があるとされ、蛇を纏ったこの明王にも同じ力があると信じられ、諸事を弁じ、障害を取り除く力があるとされてきました。
また、軍荼利明王は宝生如来が変化した姿とされ、主に、目に見えないが我々に悪さをする子悪魔を懲らしめると伝えられています。不治の妙薬の甘露の信仰にも結びついています。
C金剛夜叉明王(こんごうやしやみょうおう)
金剛夜叉明王は不空成就如来(御釈迦様)の変化した姿とされ、一切の悪衆生と三世(過去・現在・未来)の様々な欲望を起こす心をを清め、速やかに取り除く仏さまです。
仏像は、三面六臂で、その三面おのおのが五眼という特徴があります。
天台密教ではこの尊格に代わって烏枢沙摩明王を祭っています。また、五大明王中この尊格だけ金剛という冠称を持ってます。
次回は、大威徳明王と愛染明王について説明いたします。
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