遷宮は、御垣内のすべての建物を新築するとともに、内宮正殿などに保存されている御装束や新宝を新調して、神宮の御神体を新しい宮にお遷しする催事です。今年はそのうちの「川曳き」の行事を実施する年にあたっているのです。御神体を祀る神木をそりに乗せて、五十鈴川の中を浦田橋から内宮の御神域まで引っ張る行事を「川曳き」と呼んでいます。古来から、このお役目には伊勢の神領民である地元市民だけが携わるものとされてきました。彼らが曳いた御神木がその後20年間、次の式年遷宮がくるまで内宮正殿を支え続けることになります。今回は諸々の手続きを踏めば伊勢市民でなくてもこの川曳きに参加できるとのことです。
「式年遷宮」はまさに20年に一度の伝統行事です。特に近畿圏の方はお近くでもあり、この機会を是非お見逃しなさいませんように。
こちらは伊勢神宮式年遷宮公式広報サイト